YouTube の自動翻訳が出ないときに日本語字幕を出す方法(ライブ配信にも対応)
公開日: 2026-09-15
英語の動画を見ようとして字幕の設定を開いたのに、「自動翻訳」が見当たらない。ライブ配信では字幕のボタンそのものが押せない。そんな経験はないでしょうか。
この記事では、自動翻訳が出ない理由として考えられるものを簡単に整理し、そのうえでYouTube の字幕に頼らずに日本語字幕を出す方法を説明します。
自動翻訳が出ない、主な理由
YouTube の自動翻訳は、動画に付いている字幕(投稿者が付けた字幕や、自動で作られた字幕)を翻訳して表示する機能です。そのため、動画によっては次のような理由で使えない場合があります。
- 動画に字幕が付いていない。自動字幕が作られていない動画では、訳す元が無いため、翻訳も選べない場合があります
- ライブ配信である。配信によっては、自動字幕が出ない、または遅れて出る場合があります
- 投稿者が字幕を無効にしている。この場合、視聴者の側から有効にすることはできません
- 音声が聞き取りにくい。音楽が大きい、複数の人が同時に話すといった動画では、自動字幕が作られないことがあります
どれも、視聴者の側では直しようがないものです。
字幕ではなく、音声から字幕を作る
そこで発想を変えて、YouTube の字幕を使わず、聞こえている音声から直接字幕を作る方法を使います。
LiveSub というウェブサイトです。ブラウザで開くだけで動き、インストールも会員登録も要りません。
しくみは、ブラウザの「タブを共有」の機能で動画の音だけを受け取り、あなたのパソコンの中で文字にして、日本語に訳すというものです。YouTube の字幕の有無は関係ないので、字幕が付いていない動画でも、ライブ配信でも同じように使えます。
音声はインターネット上のどこかに送られるわけではありません。音声認識はパソコンの中で完結し、翻訳には Chrome に内蔵された端末内の翻訳機能を使います。
必要なもの
- パソコンの Chrome(Microsoft Edge でも動きます)。Safari や Firefox では動きません
- スマートフォンやタブレットでは使えません。タブの音声を渡すしくみが無いためです。スマートフォンの YouTube アプリで見ている場合は、パソコンで同じ動画を開いてください
- 最初の 1 回だけ、音声認識の部品を読み込みます(「標準」で約 206MB)。2 回目からは保存したものを使います
手順
1. 字幕を出したい動画を開く
Chrome で YouTube の動画、またはライブ配信を開きます。この時点では再生しなくても大丈夫です。
2. 別のタブで LiveSub を開く
新しいタブで https://livesubweb.com/ を開きます。
「翻訳の向き」が 「英語 → 日本語」 になっていることを確認してください。「聞き取りの設定」は 「標準」 のままで大丈夫です。録画された動画をじっくり見るなら、地名や人名に強い「高精度」も選べます(初回に約 590MB を読み込みます)。
3. 「開始(タブを共有)」を押す
押すと Chrome の共有ダイアログが出ます。ここがいちばんつまずきやすいところです。
- 上のタブから 「Chrome タブ」 を選びます(「画面全体」ではありません)
- 一覧から、YouTube を開いているタブを選びます
- 左下の 「タブの音声も共有する」にチェックが入っていることを必ず確認します
- 「共有」を押します
3 番のチェックを忘れると、映像だけが共有されて音が届かず、字幕がまったく出ません。うまくいかないときは、まずここを確認してください。
4. 動画を再生する
YouTube のタブに戻って再生します。英語が聞こえてから 1〜2 秒ほどで、原文と日本語訳が並んで出てきます。
初回は音声認識の準備に少し時間がかかります。準備が終わった時点から字幕が出始めます。
5. 小窓に出して、動画を見ながら読む
YouTube のタブに切り替えると、LiveSub の画面は見えなくなります。「最前面の小窓に表示」 を押すと、字幕だけが小さな窓になって常に手前に出るので、動画を全画面にしたまま読めます。
YouTube の自動翻訳との違い
| YouTube の自動翻訳 | LiveSub | |
|---|---|---|
| 字幕の付いていない動画 | 使えない場合がある | 使える |
| ライブ配信 | 出ない・遅れる場合がある | 使える(1〜2 秒遅れる) |
| スマートフォン | 使える | 使えない(パソコンのみ) |
| 料金 | 無料 | 無料 |
自動翻訳が使える動画なら、そちらで十分なこともあります。LiveSub は、自動翻訳が出ないときの代わりとして考えてください。
知っておいたほうがよいこと
- 1〜2 秒ほど遅れます。 同時通訳のようにはなりません
- 固有名詞は間違えることがあります。 「用語集」に正しい表記を登録すると直りますが、完全ではありません
- BGM や効果音が大きい場面では精度が落ちます
- 時間制限はありません。 長いライブ配信でも使えます
ライブ配信での使い方は 海外のライブ配信に日本語字幕を出す方法 でもくわしく説明しています。講座などの学習用の動画なら Udemy の英語講座に日本語字幕を出す方法 も参考になります。
まとめ
YouTube の自動翻訳が出ないのは、動画や配信の側の事情によることがあり、視聴者の設定では解決しない場合があります。そんなときは、音声から直接字幕を作る方法を試してみてください。
パソコンの Chrome で、次のアドレスを開くだけで使えます。