英語のウェビナー・Webセミナーに日本語字幕を出す方法(無料)
公開日: 2026-09-23 ・ 更新日: 2026-11-02
パソコンの Chrome / Edge で使えます(Firefox はマイク・音の入力から。Firefox 版は YouTube・Twitch。スマートフォンでは使えません)。対応は英語⇄日本語のみです。
海外のウェビナーに申し込んだのに、英語の話についていけない。スライドは読めても、話している中身がつかめない。
そんな経験はないでしょうか。
この記事では、主催者の設定に頼らず、参加者の側だけで日本語字幕を出す方法を紹介します。Zoom ウェビナーでも、YouTube Live でも、録画の配信でも使えます。

この記事で分かること
- 主催者が字幕を用意していなくても、自分の画面に日本語字幕を出す方法
- 当日あわてないための、前日までの準備
- 講師名の聞き間違いを減らす、ウェビナーならではの使い方
先に結論を書くと: ウェビナーをブラウザで開き、別のタブの LiveSub でそのタブの音声を共有すれば、自分の画面に日本語字幕が出ます。Zoom ウェビナーは、アプリではなく「ブラウザから参加」で入ります。無料です。
① 英語のウェビナーは、会議よりも字幕に困る
ウェビナーは、オンライン会議よりも字幕の問題が深刻です。
- 参加者は画面や設定をほとんど触れない。 字幕を出すかどうかは主催者が決めます
- 聞き返せない。 話は一方向に進みます
- 字幕があっても英語のまま。 日本語への翻訳まで用意されていることは、ほとんどありません
そこで、主催者の側には何も頼まず、自分のパソコンの中だけで字幕を作るやり方をとります。
② 使うのは、ブラウザで開くだけの LiveSub
LiveSub というウェブサイトです。インストールも会員登録も要りません。
ブラウザのタブで鳴っている音声を受け取り、あなたのパソコンの中で英語を文字にして、日本語に訳します。音声はどこにも送られません。
主催者の側から見れば、あなたはふつうに視聴しているだけです。

③ 字幕を出せるウェビナー・オンラインセミナーと、出せないもの
条件はひとつだけです。パソコンの Chrome か Microsoft Edge のタブで、音が鳴っていること。 Firefox は、マイクか、パソコンの音を回す入力(ステレオ ミキサーなど)から聞き取る形で使えます(Firefox 版の LiveSub は YouTube・Twitch の動画だけです)。Safari は同じしくみですが、動作は確かめていません。
| 配信のしかた | 使えるか | ポイント |
|---|---|---|
| Zoom ウェビナー | 使えます | 参加するときに「ブラウザから参加」を選ぶ |
| Microsoft Teams のウェビナー・タウンホール | 使えます | 「このブラウザで続ける」を選ぶ |
| YouTube Live・YouTube の録画 | 使えます | そのままブラウザで開く |
| ウェビナー専用の配信サービス(ブラウザで見るもの) | 使えます | 視聴ページをブラウザで開く |
| 後日公開される録画(アーカイブ) | 使えます | 一時停止や巻き戻しにも字幕が付いてきます |
| Zoom・Teams のアプリで参加 | 基本は使えません | ブラウザで参加し直してください |
| スマートフォン・タブレットで視聴 | 使えません | タブの音声を渡すしくみがありません |
④ 英語のウェビナーに日本語字幕を出す手順
1. 当日より前に、一度試しておく
ウェビナーは始まったら止まりません。前日までに一度、手順を通しておくのがいちばん大切です。
LiveSub を開いたら、まず 「共有せずに使い方の動画で試す」 を押してください。共有しなくても、使い方の短い動画(英語の声)が流れて字幕が出ます。
お使いのパソコンで動くかを確かめられ、初回だけ必要な音声認識の部品(英語の「標準」で約 400MB)の読み込みも、ここで済みます。2 回目からは読み込みは要りません。
2. ウェビナーをブラウザで開く
参加リンクを開くと、アプリを起動するよう求められることがあります。アプリではなく、ブラウザで参加する方を選んでください。
- Zoom: アプリの起動画面の下にある「ブラウザから参加」
- Teams: 「このブラウザで続ける」
3. 「開始(タブを共有)」を押す
LiveSub の画面に戻り、「開始(タブを共有)」 を押します。共有ダイアログが出たら、次のとおり操作します。
- 上の 「Chrome タブ」 を選ぶ
- ウェビナーを開いているタブを選ぶ
- 左下の 「タブの音声も共有する」にチェックを入れる
- 「共有」を押す
3 のチェックを忘れると音が届かず、字幕が出ません。12 秒ほど音が届かないと画面に案内が出るので、そのときは 「共有し直す」 を押してください。
4. 小窓で、スライドを見ながら字幕を読む
「最前面の小窓に表示」 を押すと、字幕だけの小さな窓がいつも手前に出ます。スライドを大きく表示したまま、字幕を読めます。
窓の位置と大きさは自由に変えられ、上にスクロールすれば聞き逃したところも読み返せます。

⑤ ウェビナーで効く使い方
講師名・製品名を用語集に入れておく
ウェビナーでは、講師の名前、会社名、製品名、業界の専門用語が何度も出てきます。音声認識は、知らない固有名詞を別の言葉に聞き間違えやすいものです。
案内メールやプログラムに載っている名前を、始まる前に「用語集」へ登録してください。 1 行に 1 つです(英語は 4 文字以上)。字幕の読みやすさがはっきり変わります。訳に出す名前の書き方も決めたいときは、「たなか = Tanaka」のように書きます。
文字起こしを、あとで復習に使う
「文字起こしをダウンロード」 を押すと、時刻つきの英語と日本語訳をテキストファイルとして保存できます。要点をまとめたり、聞き逃した説明を読み返したりするのに使えます。
拡張機能なら、共有ダイアログなしで始められる
Chrome ウェブストアの LiveSub 拡張機能(無料。Microsoft Edge にも入れられます)を入れると、ウェビナーのタブでアイコンを押すだけで始まります。
字幕を出している間は、自動で開く LiveSub のタブを開いたままにしてください。

英語と日本語を並べて見る
表示を 「原文と訳文」 にすると、英語と日本語訳が並んで出ます。専門用語が英語でどう言われているかも分かるので、そのまま資料と照らし合わせられます。
⑥ 使う前に確認してほしいこと
- 主催者の決まりに従ってください。 ウェビナーによっては、録音や記録を禁止しているものがあります。LiveSub は音声を外に送りませんが、文字起こしを保存できる以上、扱いは「記録」に近くなります。保存した文字起こしは、自分の復習の範囲で使ってください
- 機械翻訳です。 話の流れはつかめますが、細かい言い回しや固有名詞は間違えることがあります
- 1〜2 秒ほど遅れます。 同時通訳のようにはなりません
- 講師と司会が同時に話す、BGM が大きいといった場面では精度が落ちます
- スライドの文字は訳しません。 訳すのは聞こえている音声だけです
おわりに
主催者が字幕を用意していなくても、参加者の側だけで日本語字幕を用意できます。無料で時間の制限もないので、長いウェビナーや 1 日がかりのオンラインイベントでも使えます。
まずは前日までに、パソコンの Chrome で LiveSub を開いて「共有せずに使い方の動画で試す」を押してみてください。
この記事について: LiveSub の運営者が書いています。手順・ボタン名・数値は、更新日の時点の LiveSub の画面と照らし合わせて確かめています。違っている点があれば、お問い合わせからお知らせください。